有備館

国指定史跡・名勝

(宮城県玉造郡岩出山町宇上川原町6 陸羽東線有備館駅下車徒歩1分)
   

  ●岩出山伊達氏の学問所  通常、歴史的建造物がそのままの形で現存するのは非  常に希なケースです。藩政時代に存在した城、要害は明 治維新期にそのほとんどが解体され、また寺、神社など においてもその後の空襲などの戦災によって焼失してし まっている場合もあります。この岩出山伊達氏の学問所 ・有備館はこれらの例にあてはまらず、「現存する最古 の学問所」として貴重な歴史的建造物となっています。 ●内部には数々の歴史資料を展示  最初、学問所は寛文3(1663)年に焼失した岩出 山城二の丸の仮居館を利用して「春学館」という名称で 開設されていました。元禄4(1691)年に至り、岩 出山伊達氏三代敏親はこの春学館を現地に移築、名も「 有備館」と改め新設しました。

(1)入り口

 「有備館」という名称については、中国の史記の中の 「有文事者必有武備。有武事者必有文備(=備えあれば 憂いなし)」から引用されたそうで、「行跡を慎み、武 道を励み、人論を正し、篤実を専らにし、自然と惇朴の 古風に復し、治乱共に御用立候様に教育致す」ことを第 一の目標とし教育を行ったそうです。また、同地にある 庭園は正徳5(1715)年石州流茶道三代清水道竿作 の廻遊式池泉庭園で建物同様、そのすばらしい景観を今 に伝えています。 ●参考文献 山川出版 宮城県の歴史散歩 及び旧有備館及び庭園パンフレット 岩出山町教育委員会、岩出山町文化財保護委員会作成 現地説明板

(2)有備館建物


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