六章 喪中の人 ― 「小説新潮」昭和38年12月号

<目次>


 

<本文と挿し絵>
北村脩畫

  94ページ
彼女は自分が酔つてゐることを感じながら、いつのまにか骨が溶け
てくにやくにやになつた身體を、ぐつたりとクツシヨンに凭れさせて ゐた。…

 
 


 

 99ページ
次の日の朝彼女は寝坊をしたから、父親はもう
會社に出たあとで、姉は自分の部屋で繪を描
いてゐた。お手傳さんを相手に一人で遲い食
事を濟ませると、彼女は姉の部屋へ行つてそ
のあまり上手とは言へない油繪を見てゐた。
 
 

<奥付>



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