福永武彦参考文献 解説・推薦文等
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作品集

○ 作品集『風土』(新 潮社 昭27・7)帯 無題推薦文−堀辰雄(→『堀辰 雄全集4』筑摩書房 昭53・1)
○ 『草の花』(新潮 社 昭29・4)
    帯「草の花」について−伊藤整
    青春の鎮魂曲−神西清

○ 『冥府』(講談社  昭29・8) 石川淳氏評
○ 『冥府・深淵』(講 談社ミリオン・ブックス 昭31・3) 解説−寺田透(→ 『をりふしの批評』弘文堂 昭35・4)
○ 『完全犯罪』(加 田伶太郎)(講談社 昭32・12) 跋−江戸川乱歩
○ 『現代日本文学全集88 昭和小 説集(三)』(筑摩書房 昭33・8) 解説−臼井吉見
○ 『新選現代日本文学全集32 戦 後小説集(一)』(筑摩書房 昭35・9) 解説−山本健吉
○ 日本推埋小説大系10 坂口安 吾・久生十蘭・加田伶太郎・戸板康二集』(東都書房 昭35・11)  解説−中島河太郎
○ 『新日本文学全集29 福永武 彦・安部公房集』(集英社 昭39・2)
    解説―荒正人
   福永武彦年譜―源高根
   月報25−―双壁(石川淳)
   約束の短冊(萩原葉子)

○ 『忘却の河』(新 潮社 昭39・5) 帯「忘却の河」を推す−平野謙
○ 『日本文学全集72 名作集 (四)昭和編下』(新潮社 昭40・1) 解説−山本健吉
○ 『福永武彦作品批評A』(文治堂書店 昭41・5) 掲載誌ノオトー源高根

○ 『われらの文学 福永武彦・遠藤 周作』(講談社 昭42・1) 解説・未知への試み〈福永武彦〉−竹 西寛子
○ 『現代の教養9 恋愛・性・家 庭』(筑摩書房 昭42・6) 編・解説−自井吉見
○ 『海市』(新潮社  昭43・1)函刷り込み 川端康成氏評(→『川端康成全集34』新潮社 昭57・12) 伊藤整氏評 平野謙氏評
○ 『福永武彦詩集』普及版(麥 書房 昭43・4) 詩作品目録・詩集書目−源高根・堀内達夫
  *源高根氏によると「詩作品目録」は、源氏が作った年表に福永が制作年月と備考を若干加筆して出来たもの。
    「詩集書目」はすべて堀内辰雄氏の作成であり、これには源氏は関与していないという。
    (源高根「岩波書店版『福永武彦詩集』後記への疑問」昭59・10を参照)

○ 『全集・現代文学の発見2 方法 の実験』(学芸書林 昭43・5)
    解説−佐々木基一
    月報6−内的独自と時間構造
 福永武彦・丸谷才一(→ 『福永武彦対談集  小説の愉しみ』)

 『風のかたみ』(新 潮社 昭43・6) 帯推薦文−竹西寛子
 『日本文学全集81 中村真一 郎・福永武彦集』(集英社 昭43・7)
    作家と作品−佐々木基一
    注解・年表−小田切進
 →佐々木氏の「作家と作品」は角川『鑑賞日本現代文学27 井上靖・福永武彦』に再録。

○ 『福永武彦作品 批評B』(文 治堂書店 昭43・10) 掲載紙(ママ)ノオト−源高根
○ 『風土』(新潮社 決定版 昭43・12) 解説−丸谷才一(→『星めが ね』集英社 昭50・10)
 『日本現代文学全集106 現代 名作選(二)』(講談社 昭44・6) 作品解説・作家入門−小田切 秀推
○ 『日本の文学72 中村真一郎・ 福永武彦・遠藤周作』(中央公論社 昭44・8)
    解説−篠田一士 
    注解―島田昭男
    年譜−源高根 
    付録66−−文学的出発のころ 〈鼎談〉(中村真一郎・福永武彦・遠藤周作) 
→『福永武彦対談集 小説の愉し み』) 
    マチネ・ポェティクについて(無著名) 「草の花」について(本多顕彰)

○ 『日本文学全集39 中村真一 郎・福永武彦・安部公房・石原慎太郎・開高健・大江健三郎集』(新潮社 昭44・10) 解説−磯田光一
 『加田伶太郎全集』(桃 源社 昭45・3) 解説−都筑道夫
 『日本の詩歌27 現代詩集』(中 央公論社 昭45・3) 鑑賞・解説−村野四郎
○ 『新潮日本文学49 福永武彦 集』(新潮社 昭45・8)
     解説−辻邦生(→『海辺の墓地から 辻邦生 第一エッセー集』新潮社 昭49・1)
   
  年譜−源高根
    月報24−私の揺藍(福永武彦)
    福永のこと(白井健三郎)
    少年と文学6中村真一郎
(→『この青年の小説』)

○ 『塔』(講談社  現代文学秀作シリーズ 昭46・3) 解説・始まらざる始まり―天沢退二郎(→『幻想の解読』 筑摩書房 昭56・6)
○ 『現代日本の文学41 中村真一 郎・福永武彦集』(学習研究社 昭46・4)
     内なる海・心の河〈福永武彦文学紀行〉−源高根 
    注解―紅野敏郎・風間益人 
    福永武彦年譜−源高根
    評伝的解説〈福永武彦〉−入沢康夫 
    月報37−自由と死の谷間で(対談・中村真一郎・福永武彦
→『福永武彦対談集 小説の愉しみ』) 
    中村真一郎・福永武彦主要文献一覧(紅野敏郎) 
    還州森町と西伊豆の旅(涌田佑)
    戸田村バンザイ(谷津富夫)

○ 『カラー版日本文学全集49 中 村真一郎・福永武彦・堀田善衛』(河出書房新社 昭46・4) 
    注釈―小久保実 
    福永武彦・年譜−源高根
    解説−小久保実(→『戦後文学の領域』ぬ書房  昭51・4)
    しおり50−Three of Them(篠田一士)

 『現代日本文学大系82 加藤周 一・中村真一郎・福永武彦集』(筑摩書房 昭46・6) 
    付録――文学的自伝のための断片(加藤周一) 
    戦後文学の回想(抄)(中村真一郎) 
    未知への試み(竹西寛子) 福永武彦論(小佐井伸二) 
    マチネ・ポェティクの試作に就て(三好達治) 
    年譜・著作目録(小久保実) 
    月報50――春宵一刻(矢内原伊作) 
    福永のィメージ(白井健三郎)
    加藤周一・中村真一郎・福永武彦研究案内(小久保実)

○ 『日本文学全集38 中村真一 郎・福永武彦』(新潮社 昭46・7) 解説−長田弘
○ 『現代の文学7 福永武彦』(講 談社 昭47・1) 
    巻末作家論=福永武彦・海と鏡と−清水徹(→ 『鏡とエロスと』筑摩書房 昭59・1、また角川『鑑賞日本現代文学27 井上靖・福永武彦』にも再録。)
    月報6−福永さんのこと、装幀のこと(駒井哲郎)

 『日本シナリオ大系3』(マ ルヨンプロダグション・シナリオ文庫シナリオ作家協会編 昭49・2) 解説−松田 昭三
○ 『日本現代詩大系13 戦後期 3』(河出書房新社 昭51・7) 解説―大岡信
○ 『筑摩現代文学大系75 中村真 一郎・福永武彦集』(筑摩書房 昭52・1)
    人と文学・福永武彦―小佐井伸二 
    年譜―源高根 
    月報42――不在(串田孫一)
    福永式カンニング(原卓也)
 参考文献

○ 『1946・文學的考察』(冨 山房百科文庫3 昭52・4) 解題―篠田一士(→ 『バンドウシアの泉』小沢書店 昭57・5)
○ 『日本の詩25  現代詩集(一)』(集英社 昭54・8) エッセイ―大岡信 略伝− 武田文章
○ 「グリーンと性慾」遠藤周作(『ジュ リアン・グリーン全集』ノート1(月報) 人文書院 昭54・6)
○ 「日記の中の作家」辻邦生((『ジュ リアン・グリーン全集』ノート2(月報) 人文書院 昭54・7)
○ 『新潮現代文学31 忘却の河・ 海市』(新潮社 昭55・1) 解説−加賀乙彦(→ 『作家の生活』潮出版社 昭57・3)
○ 「ジュリアン・グリーンと私」中 村眞一郎(『ジュリアン・グリーン全集』ノート6(月報) 人文書院 昭55・5)
○ 『マチネ・ポエティク詩集』(思 潮社 昭57・1) 解題―安藤元雄
 「方舟」複刻版(日 本近代文学館 昭56・5)
    別冊解説――「方舟」の人々(白井健三郎) 
    「方舟」の夢(中村真一郎)
    「方舟」の頃(窪田啓作)
 
    「方舟」と『方舟叢書』のこと(坂本一亀) 
    解説・「マチネ・ポェティク」の運動(小久保実)

○ 「雪について〜ジュリアン・グ リーンと福永武彦」清水徹(『ジュリアン・グリーン全集』ノート8(月報) 人文書院 昭56・7)
○ 『北海道文学全集19 凝視と彷 徨』(立風書房 昭56・7) 解説−亀井秀雄
○ 『玩草亭百花譜 下巻』(中 央公論社 昭56・7) あとがき−福永貞子
○ 『現代の随想10 福永武彦集』(弥 生書房 昭56・11) 編・解説−河盛好蔵
○ 『夢の輪』(槐書 房 昭56・12) あとがきに代えて・「夢の輸」のあとさき−源高根
○ 『絵のある本』(文 化出版局 昭57・12) 愛書家としての福永武彦−源高根
○ 『ボードレールの世界』(講 談社 昭57・12 )福永武彦におけるボードレール、枚訂についての覚書き―豊崎 光一
○ 「「敵」を読む」矢代静一(『ジュ リアン・グリーン全集』ノート10(月報) 人文書院 昭56・12)
○ 「ジュリアン・グリーン再検討」 三枝和子((『ジュリアン・グリーン全集』ノート13(月報) 人文書院 昭58・1)
   *同月報6「ジュリアン・グリーンと私」で中村眞一郎が福永について言及してある箇所を引用。

 『福永武彦詩集』(岩 波書店 昭59・3)
  後記―〔無署名〕
(源高 根「岩波書店版『福永武彦詩集』後記への疑問」昭59・10も参照されたい)
  解説−菅野昭正 →「福永武彦にとって詩はまず郷愁の行為としてはじまった」。釈迢空「海やま のあいだ」…「旅情」「万葉調の古語の柔らかなリズムを生かした語法が、郷愁の感情を盛る格好の器…」。萩原朔太郎「氷島」…「漢語調の文語体の語彙に、 さらにまたある切迫した調子で感情を表現するのに適した朗吟調…」。朔太郎好みの語彙「旅愁」「憂愁」「哀唱」「粛々」。初期…「甘美さ」。十年後のソ ネット…「分析的」「厳し」さ。「福永武彦の詩においては、日常の 平面で生が捉えられているのではなく、それは本質的な原型として見つめられている」 「誰の人生の底にも隠見しているはずの純粋形態としての地上の生」。「死と転生」…「死の中に転生の契機を発見しなければならないほど、死が切迫してい た」。詩…「魂の純粋にして本質的な原型の探求」。小説…「その原型に受肉された人物たちが現実の世界で出会わねばならぬさまざまな喜怒哀楽を想像する行 為であった」
○ 『二十世紀小説論』(岩波書店 昭59・11 )福永武彦と二十世紀小説解題―豊崎光一


文庫

 〈新潮文庫〉
 ○ 『草の花』(昭 31・3) 本多顕彰
 ○ 『忘却の河』(昭 44・4、篠田一士) (*新版平20 池澤夏樹
 ○ 『廃市・飛ぶ男』(昭 46・6) 清水徹
 ○ 『風土』(昭 47・6) 丸谷才一→『星めがね』
 ○ 『夢見る少年の昼と夜』(昭 47・11) 篠田一士
 ○ 『愛の試み』(昭 50・5) 竹西寛子→『現代の文章』筑摩書房 昭 51・6
 ○ 『加田伶太郎全集』(昭 50・12) 都筑道夫
 ○ 『死の島』上下 (昭51・12) 加賀乙彦→『仮構としての現代』講 談社 昭53・10
 ○ 『風のかたみ』(昭 54・9) 野口武彦
 ○ 『海市』(昭 56・10) 豊崎光一

  「カタログ・新潮文庫の100冊 
1991年
  ○ 「夜の高田馬場」小川洋子 (→ 『妖精が舞い降りる夜』角川書店 平5・7)


 〈講談社文庫〉

 ○ 『夜の三部作』(昭 46・9
    福永武彦の文学―長田弘
    年譜―源高根

 長田弘氏→「(1)その出発」では「日の終りに」「厳しい冬」「病者の心」「文学と生と」 「オイヂプスの運命」「ある小説家の反省」「塔」などに言及。福永の戦後の罪意識(徴兵回避と他者・戦死者の見殺し)は、療養所での死の危機によってその 有罪性を支払った、という痛切な逆説を指摘。「(2)『夜の三部作』について」では、有罪性の文学をキーワードに展開。「みずからなしたのではない行為に おいてさえひとはどのようにも無垢でも無実でもありえない有罪性の意識のモチーフ」。「有罪性の意識」=「暗黒意識」。「自分の生に立ち会うこと、そして 他人の生に立ち会うこと」=福永の罪意識(戦争不参加)の表れ。そしてその究極的な表現が奥村次郎の自殺。「自殺とは畢竟他者の断念である」「他者に関わ ることの遺棄をこそ意味する」。「愛」=「他者への関わりの素数」「ひとは愛なしに生きることはできないが、愛によって生きることはできない。他者なしに いきることはできないが、他者によって生きることはできない」
 ○ 『幼年』(昭 47・10) 解説−清水徹→『鏡とエロスと』  年譜―源高根
 ○ 『告別』(昭 48・4)解説−菅野昭正
 ○ 『塔』(昭 48・6) 解説―白井健三郎

 
 〈講談社文芸文庫〉

 ○ 『ボードレールの世界』(平 1・1)
    著者に代わって読者へ―福永貞子
    解説―豊崎光一 
    作家案内―曾根博義 
    著書目録―曾根博義

 ○ 『告別』(平 2) 解説―菅野昭正 作家案内―首藤基澄

 ○ 『ゴーギャンの世界』(平 5・1)
     解説―菅野昭正 
    作家案内―粟津則雄
    著書目録―曾根博義

 〈中公文庫〉
 ○ 『独身者』(昭 57・5、加賀乙彦
 
 〈河出文庫〉

 ○ 『内的独白』(昭 58・4、加賀乙彦
 ○ 『塔』(昭 59・11、加賀乙彦

 <ちくま日本文学全集>
 ○ 『<ちくま日本文学全集>福永 武彦』(平3・9・20) 菅野昭正 「死の影とともに」