新潮社 福永武彦全集総目次

*数字は地名などに含まれる漢数字をのぞいてすべてアラビア数字ですが、半角で入力していません。 (ただし『死の島』の詳細目次は除く)
*作品名の横には( )で執筆時期あるいは刊行年や、私自身のコメントを記してあるものがあります。しかし ほんの僅かです。今後少しずつふやしていきたいと思います。
*末尾には『福永武彦全集』未収録の作品も付け加えていますが、すべてではありません。


第1巻

風土(昭和16年〜 昭和27年刊行)
 附録
作者から編輯者への手紙(昭和26年 構想とあらすじを記す。)
「風土」初版予告(昭和27年 意識の流れ)
「風土」初版後記(昭和27年 執筆時期の様子)
「風土」完全版予告(昭和32年 刊行の様子、同時代評)
「風土」完全版後記(昭和32年)
初出と書誌

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第2巻
序 昭和48年8月


めたもるふぉおず


小品四種
晩春記
旅への誘い
鴉のいる風景
夕焼雲

草の花
 附録
「塔」初版ノオト(1948年 方法、執筆態度など)
「草の花」遠望(昭和47年 執筆態度、感慨)
初出と書誌

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第3巻
序 昭和48年11月
遠方のパトス
時計
水中花

 夜の三部作
冥府
深淵
夜の時間
 附録
「冥府」初版ノート
「夜の時間」初版附記
「夜の三部作」初版序文
初出と書誌

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第4巻
序 昭和49年1月
夢見る少年の昼と夜
秋の嘆き

風景
死神の馭者
幻影
1時間の航海
鏡の中の少女
心の中を流れる河
夜の寂しい顔
見知らぬ町
未来都市
 *
愛の試み
 附録
「世界の終り」初版後記
「世界の終り」新版後記
「心の中を流れる河」新版後記
「愛の試み」初版首尾
「愛の試み愛の終り」初版序
「愛の試み愛の終り」特製本序附記
「愛の試み愛の終り」新版序
「夢見る少年の昼と夜」限定版ノオト
初出と書誌

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第5巻  小説 5
加田伶太郎全集
序 昭和49年1月
完全犯罪
幽霊事件
温室事件
失踪事件
電話事件
眠りの誘惑
湖畔事件
赤い靴

女か西瓜か
サンタクロースの贈り物

地球を遠く離れて

素人探偵誕生記
 附録
「完全犯罪」序
作者を探す三人の登場人物
「加田伶太郎全集」序
初出と書誌

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第6巻  小説6
序 昭和49年3月
死後
影の部分
世界の終り
廃市
飛ぶ男

風花
退屈な少年
形見分け
告別
 附録
「廃市」初版後記
わが小説(形見分け・告別。前者…平明な文体。後者…文体よりも動機。)
私の小説作法(固有の文体、実験、読者の想像力、作曲家・演奏家、三位一体)
「告別」新版後記
初出と書誌

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第7巻  小説7
序 昭和48年7月
忘却の河

幼年

傳説
邯鄲
風雪
あなたの最も好きな場所
湖上
大空の目
 附録
「忘却の河」初版後記
「幼年」について
「幼年その他」後記
初出と書誌

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第8巻  小説8
序 昭和49年4月
海市
 附録
著者の言葉
「海市」の背景
初出と書誌

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第9巻 小 説9
序 昭和49年5月
 風のかたみ
すすき野
しなの人


百鬼夜行


幻術
嵐の前
虚実
恋のみだれ
背信

胡人月に向かって
破滅
東の獄
火焔の中
いさら川

 *
 鬼
 
 附録

 ●現代語訳「今昔物語」抄
大納言の娘が安積山(あさかやま)で死ぬ話
印南野(いなみの)の夜に葬式が出る話
鈴鹿山の古堂で肝をためす話
墓穴を宿とした二人の男の話
朱雀門の倒れるのを当てる話
異端の術で瓜を盗まれる話
宣旨により許された盗賊の話
人質の女房がこごえて死ぬ話
空家にして盗賊の裏をかく話
悪事を働いた検非違使の話
蜂の群が山賊を刺し殺す話
玄象の琵琶が鬼に取られる話
地神に追われた陰陽師の話
鬼に追いかけられて逃げる話
京の町で百鬼夜行にあう話
鬼の唾で姿が見えなくなる話
恋人と泊った鬼が出る話
六の宮の姫君がはかなくなる話

古典としての「今昔物語」
初出と書誌

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第10巻  小説10
序 昭和49年6月
死の島上

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第11巻  小説11
序 昭和49年7月
死の島下
「死の島」全巻目次

上巻

序章・夢 11
暁 - 目覚め 19
 「恋人たちの冬」 24
暁 - 目覚めの後 29
 三日前(冬)29・1・20(水) - 相見綾子の来訪 31
 四日前(冬)29・1・19(火) - 萌木素子の来訪 44
 内部(A) - 絵を見ながら(道) 54
朝 - 朝の支度 60
 三〇〇日前(春)28・3・29(日) - 展覧会 66
朝 - 出勤の途中 71
 二八五日前(春)28・4・13(月) - 初訪問、相見綾子との再会 74
 内部(B) - 鏡の前で(病院) 81
午前 - 編輯室 87
 二九〇日前(春)28・4・8(水) - 編輯会議 95
 二八五日前・つづき(春)28・4・13(月) - 萌木素子の印象 97
午前 - 編輯室、電話 106
 二日前(冬)29・1・21(木) - レダから西本家へ、不在 108
 或る男の午前 129
 内部(C) - 鏡の前で、口論(道)157
午前 - 社から西本家へ 170
 二八〇日前(春)28・4・18(土) - 萌木素子との対話 173
午前 - 電報 190
 一日前(冬)29・1・21(金) - 西本家、不在 193
午前 - アトリエ、置手紙 198
 二七三日前(春)28・4・25(土)相見綾子との対話 201
 一三五日前(秋)28・9・10(木)萌木素子の来訪、綾子の家出 212
 内部(D) - 深夜の目覚め、寝室、アトリエ(救護所) 221
午前 - 西本家、タクシイ、相見医院 234
 一三三日前(秋)28・9・12(土)家出の餘波 241
正午 - 相見医院、両親 253
 一二六日前(秋)28・9・19(土) - 平和について 264
正午過ぎ - 東京駅、公衆電話、発車 275
 内部(E) - アトリエ、綾子の呼び掛け(救護所) 281
午後 - 横浜駅通過、電報依頼 287
 「カロンの艀」 297
 二六九日前(春)28・4・29(祭) - ベックリンの画集 308
 「カロンの艀」 319
午後 - 検札、丹那トンネル通過 330
 「カロンの艀」 334
 二六五日前(春)28・5・3(日) - 「トウオネラの白鳥」 343
 「トウオネラの白鳥」 353
 内部(F) - 暁、寝てから(救護所) 374
午後 - 静岡駅発車後 388
 二六三日前(春)28・5・5(祭) - 遊園地 393
 或る男の午後 417
 「恋人たちの冬」 439
午後 - 浜松駅到着直前 440
 一一六日前(秋)28・9・29(火) - 相見綾子の来訪 442
 「恋人たちの冬」 452
 「カロンの艀」 459
 一一二日前(秋)28・10・3(土) - 尾行、喫茶店 471
 二三一日前(春)28・6・6(土) - シベリウス論 481
 内部(G) - 朝の目覚め(救護所) 498

下巻

夕 - 名古屋駅到着、電報 11
 一〇〇日前(秋)28・10・15(木)レダ、桃子 15
 八八日前(秋)28・10・27(火)相見綾子との夕食 30
夕 - 名古屋駅発車後 44
 「トウオネラの白鳥」 50
 「恋人たちの冬」 62
 「トウオネラの白鳥」 73
 或る男の夕 86
夜 - 米原駅通過 110
 三一日前(冬)(水) - クリスマス・プレゼント 116
 一七八日前(夏)(水) - 日射病 125
 内部(H) - 列車の中(道) 136
夜 - 京都駅到着 146
 三一日前・つづき(冬)28・12・23(水) - レダ、骸骨の踊り 154
 一七八日前・つづき(夏)28・7・29(水) - 縁日 175
 「恋人たちの冬」 186
夜 - 大阪駅到着 189
 「恋人たちの冬」 192
 二七日前(冬)28・12・27(日) - ケロイド 201
 内部(I) - 町の中(道) 218
夜 - 神戸駅発車後  225
 「トウオネラの白鳥」 231
 一七〇日前(夏)28・8・6(木) - 夜行列車、帰省 243
 「トウオネラの白鳥」 248
 或る男の夜 258
深夜 - 姫路駅通過 274
 「恋人たちの冬」 279
 二六日前(冬)28・12・28(月) - 相見綾子の来訪、夢遊病者 287
 「トウオネラの白鳥」 298
深夜 - 「小説」について 305
 一四六日前(夏)28・8・30(日) - 雷雨、停電 308
 内部(J) - 宿屋にて(救護所) 321
深夜 - 夢、岡山駅通過 332
 一七日前(冬)29・1・6(水) - 玉堂の懸橋 345
 或る男の深夜 357
深夜 - 再び夢 386
 内部(K) - 宿屋にて(道) 399
暁近く - 目覚め、広島駅到着、タクシイ、病院到着 414
 八日前(冬)29・1・15(祭) - 外食 421
暁 - 病院、看護室 427
 内部(L) - 宿屋にて(真紅の太陽、白い太陽) 431
朝 - (一)病室、(二)霊安室、(三)病室 443
別の朝 - (一)病室、(二)霊安室 461
更に別の朝 - (一)病室、(二)霊安室 471
 内部(M) 481
終章・目覚め 484

 附録
「死の島」予告(1)
「死の島」予告(2)
作者の言葉
初出と書誌

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第12巻 小説12
独身者・未完(昭和50年刊行 しかし昭和19年には着手されていた)
夢の輪・未完(昭和35〜36)
海からの声(昭和49年)
山のちから・未完(昭和54年)

 自作をめぐって
サイデンステッカー氏へ(昭和30年)
凝っては思案に能わず(昭和32年)
筑後柳河―作者の言葉(昭和38年)
小説についての二三の断片(昭和42年)
「死の島」ノオト断片(昭和47年)
(著者の言葉)
小説論のための小さな見取図(昭和49年)
「忘却の河」創作ノオト(昭和52年)
 附録
初出と書誌

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第13巻  詩
 福永武彦詩集

 ●ある青春 自1935年至1943年
火のまち そのかみ ひそかなるひとへのおもひ 続・ひそかなるひとへのおもひ 晩い湖 聖夜曲 雲の湧く 時 旅人の宿 夜の蜘蛛 しぐれの湖 心の風景 鉄橋にて pense 風のまち ある青春 今はない海の歌 海の時 海の陽の下に 風景 海の旅 眠る 児のための五つの歌 
 ●夜 及びその他のソネット 自1943至1944年
 夜
誕生 星 冥府 宿命 薔薇 饗宴 詩法
 その他のソネット
詩人の死 火の島 冬の王 物語
 ●死と転生 及びその他の詩 自1952至1964年
 死と転生 
・・・・
 その他の詩
仮面 高見からの眺め 北風のしるべする病院
 ●櫟の木に寄せて
櫟の木に寄せて(昭和50年)
 
  象牙集(訳詩集)
●エドガー・アラン・ポオ 
ヘレンに 眠る女 レノア 不安の谷 夢の国 鴉 ユーラリイ―唄 ウラルーム―譚詩 ヘレンに アナベ ル・リイ
●シャルル・ボードレール
万物照応 先の世 異邦の薫り 髪 腐屍 深淵ヨリ叫ビヌ 露台 (お前にこれらの詩編を捧げる……) く もり空 旅への誘ひ 秋の歌 悲シクテサマヨヒノ 憂愁(「雨ふる二月」が……) 通り過ぎた女に 内省 夕べの薄明 霧と雨 レスボス 呪はれた女たち (デルフィーヌとイポリット) シテールへの旅 愛し合う二人の死 人はみな幻想(シメール)を 月の恵み マドモアゼル外科刀(メス)
●ステファヌ・マラルメ 
挨拶 窓 花々 春 海の微風 エロデイアド 牧神の午後
●アルチュール・ランボオ 
ジャンヌ・マリイの手 しらみを探す女たち 酔ひどれ船
●ロートレアモン伯爵 
年老いた大海の章 えるまふろぢつとの章 峻厳な数学の章 神秘な二人の兄弟の章 赤い洋燈の章
●ジェルマン・ヌーヴォー 
接吻 恋人 愛の愛 最後のマドリガル 
●ジュール・ラフォルグ
かなはぬ夢 けなげな秋
●フランソワ・コペエ 
波と鐘
●ノワイユ公爵夫人
後の想ひ 
●フーゴー・フォン・ホフマンスタール 
世界の秘密 外側にある生活へのバラード
●レオン・ポール・フォルグ 
(子供たちが、日の暮れがた、……) (ものはみな黄昏の中に沈んだ。……) (庭の匂ひ、樹々の匂ひ の……) (欄干に燈が点く。……) (あるかないかの夜の匂ひが……) (生は帰って行つた、……) 
●フランシス・ジャム
やがて雪が…… 
●ギョーム・アポリネール
ミラボー橋 
●ルイアラゴン
ガブリエル・ペリのためのバラード

 夢百首雑百首
●夢百首(昭和51年)
前生 やぶきり 夢の部屋 成績 露 夏草 草の実 夢の山 夢の人 病院 残照 日常 病褥 名歌手たち  クリスマス 歳晩 夜半に目覚めて 冬の日
●雑百首(昭和28年〜52年)
病弱 初雪 日輪 帯広 風花 挽歌 堀辰雄忌 軽井沢所見 信濃追分 伊豆長浜港 松江より倉敷へ 春昼  祝婚 晩春間居(律詩) 京めぐり 鬼灯 くちなし 医王山 野田山墓地 法隆寺 栗の実 著書の扉に 未央の柳 追分ヶ原

 附録
「ある青春」ノオト
詩集に添へて(「福永武彦詩集」後記)
フランス装小型本詩集について
鹿皮装小型本詩集について
枡形普及版について
「櫟の木に寄せて」後記
象牙集序
「象牙集」新版ノオト
夢百首序
雑百首序
「夢百首雑百首」普及版追記
初出と書誌

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第14巻  随筆・評論1
 別れの歌(昭和44年刊行)
●別れの歌(昭和28年)
●追分日記抄(昭和28年)
●信濃追分だより(昭和29年〜40年)
信濃追分案内 新緑 ノートラ 王様のお相手 ジンギスカン鍋 王様の行方 噴火 草軽電車 高原秋色 閑 居の弁 キノコ 人とり川 某月某日 金魚とドジョウ 信濃追分と「菜穂子」 秋近く 石仏その他 山村閑居 
●信濃追分の冬(昭和35年)
●室生犀星(昭和30年〜43年)
●追憶小品(昭和31年〜40年)
高村光太郎の死 神西清氏のこと ゆうべの心 「我思古人」 天上の花
●回想(昭和27年〜40年)
知らぬ昔 独仏学院の思い出 厳しい冬
●清瀬村にて(昭和24年〜27年)
文学と生と 小山わか子さんの歌 白い手帳 散文詩二題 病者の心
●飛天(昭和41年)
●プライヴァシイと孤独(昭和43年)
●日の終りに(未発表)
 
 遠くのこだま(昭和45年刊行)
●旅(昭和32年〜43年)
京だより 貝合せ 梓湖の秋 北海道網走周辺 海の想い 旅情
●心(昭和29年〜38年)
失われた青春 友情の中の愛 純潔について 美しいもの 人生の学校 カタルシスについて 始める前 
●眼・耳(昭和29年〜42年)
幻想の画家たち 映画の限界と映画批評の限界 西本願寺36人集 画家のアフィシュ 豪奢と静寂と悦楽と  好きな絵 ギュスタヴ・モローと神話の女 「眼」と「手」 ワグナー体験 音楽の魔術 私にとっての音楽
●日常茶飯(昭和31年〜43年)
カメラの1ヶ月 東大仏文研究室の今昔 紫の背広 私と外国語 蛇の話 絵の話 新撰いろはかるた 東京の 夏 習字 英彦山ガラガラ 前売切符 時計の話 たかが金魚 
●4つの展覧会(昭和26年〜43年)
ピカソ・ゴル・妄想 ブラックの版画 ルオー遺作展 先駆者フジタの道
●4枚の絵(昭和38年〜43年)
「金計量者」(レンブラント) 沈黙の支配する町(ヤン・ファン・デル・ハイデン) 幸福の岸辺(ボナー ル) 現代の呪術的風景(フンデルトワッサー)
●4つの映画(昭和38年 *4番目は未発表)
「野いちご」と意識の流れ 「怒りの葡萄」とアメリカ楽天主義 「太陽はひとりぼっち」と内面的風景 「ア ラビアのロレンス」と「わんぱく戦争」
●4つの音楽(昭和42年〜43年)
春の夜のシューベルト 夏の夜のヴィヴァルデイ 秋の夜のアルビノーニ 冬の夜のモツアルト

 夢のように(昭和49年刊行)
●12色のクレヨン(抄)(昭和44年)
ねんねんさいさい 引越 心中無限事 福引 親切な紳士 仲人 蕎麦と芹 さくら 道 講演嫌い 晴耕雨読  怪談 車 老眼 「12色のクレヨン」ノオト
●美術随想(昭和44年〜46年)
ロートレックの現代性 ドラクロワと文学 ゴーギャン展2題{1、ゴーギャン紹介 2、世界の謎} ムンク 礼賛 ガラスの窓
●音楽随想(昭和43年〜46年)
レコード批評というもの ワルター頌 シベリウスの新盤 恋愛音楽 ベートーヴェン寸感 音楽3題噺{1、 「ルル」雑感 2、百枚のレコード 3、音楽療法} シベリウスの年譜 
●身辺雑事(昭和43年〜48年)
デユヴィヴィエの頃 瓢箪から駒 月と広島 宵越しのぜに(銀行員だった父親のこと) 万年筆 暖かい冬  平安京の春 閑中多忙 古書漫筆 千里浜奇談 映画漫筆 伊豆2題 昭和22年頃 夢のように 宇都宮 私の健康法 ほたる 写真嫌い
 附録
「別れの歌」後記
「遠くのこだま」後記
「夢のように」後記
初出と書誌

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第15巻  随筆・評論2
 枕頭の書
●読書漫筆
読書遍歴 机辺小閑 探偵小説の愉しみ 探偵小説と批評 ロマンの愉しみ 今ハ昔 本を愉しむ 推理小説と SF 枕頭の
●文人雅人
夷斎先生 川上澄生さんのこと 仲間の面々 柳田國男と心情の論理 懐かしい鏡花 芥川龍之介の自殺 堀辰 雄に学んだこと 折口信夫と古代への指向 花の縁 内田百間さんの本 和洋三銃士見立て 会津八一の書 現世一切夢幻也 或るレクイエム
●身辺一冊の本
東洋的 純粋小説 危険な藝術 鴎外の文章 「大菩薩峠」の23の特徴 私の古典「悪の華」「堤中納言物 語」 紀記歌謡4首 古代の魅力 「萩原朔太郎詩集」 「李陵」 頭脳の体操 「東海道中膝栗毛」 「珊瑚集」の思い出 辞典の話 「車塵集」のことなど   10人10訳 1冊きりの本 趣味的な文学史 ヘンリー・ミラーの絵 リルケと私 材料としての「今昔物語」 「月と6ペンス」雑感 「式子内親王」
●足跡
夢想と現実 藝術と生活とについて 泉のほとり 取材旅行 能登一の宮 見る型と見ない型 海市再訪
 書物の心
  ・
夏の悲しみ 川端康成氏のノーベル賞受賞 「雪国」読後 江戸川亂歩の思い出 中村慎一郎とカツ丼 フロイ トと私 手紙について 渡辺一夫先生の一面 私の揺籃 ロートレアモン周辺 鴎外のルビ 古代人の想像力 鴎外全集 プルースト百年祭 マチネの亡霊 学 者の幸福 等身大 モリエールの訳者 源氏物語と小説家 川端康成の文藝時評
  ・
梅崎春生 夢野久作頌 惜命 荷風の道 或る友情の形見 我が立原 内田百間 詩人哲学者 詩の愉しみ 鏡 花の美
  ・
花田清輝「復興期の精神」 ボーヴォワール「招かれた女」 「アポリネール詩集」 ジュリアン・グリーン 「真夜中」 「リルケ書簡集」 河上徹太郎「私の詩と真実」 モーリヤック「ガリガイ」 三島由紀夫「潮騒」 ジュリアン・グリーン「四角関係」 中村慎 一郎「冷たい天使」 石川淳「虹」 曾野綾子「遠来の客たち」 室生犀星「随筆女ひと」 加藤周一「ある旅行者の思想」 ヴァルジンスキー「死者の国へ」  グラック「アルゴオルの城」 桂芳久「海鳴りの遠くより」 室生犀星「誰が屋根の下」 「定本蒲原有明全詩集」 梅崎春生「つむじ風」 「ロートレアモ ン全集」 神西清「灰色の眼の女」 石川淳「諸国畸人伝」 室生犀星「杏っ子」 井上靖「天平の甍」 松本清張「眼の壁」 伊藤信吉「高村光太郎」 矢内 原伊作「藝術家との対話」 サド「悲惨物語」 室生犀星「我が愛する詩人の伝記」・濱谷浩「詩のふるさと」 瀧口修造「幻想画家論」 石川淳「霊薬12神 丹」 佐藤春夫「日本の風景」・井上靖「旅路」 森有正「流れのほとりにて」 室生犀星「かげろふの日記遺文」 谷崎潤一郎「夢の浮橋」 白井浩司「小説 の変貌」 「芥川龍之介遺墨」 室生犀星「黄金の針」 「ゴーガン」 寺田透「作家論集・理知と情念・下」 「ポポル・ヴフ」 フランクフォート「古代オ リエント文明の誕生」 フェリックス・クレー「パウル・クレー」 安藤次男「澱河歌の周辺」 串田孫一「北海道の旅」 「蔓鐵五郎・小出楢重・古賀春江」  中村慎一郎「戦後文学の回想」 辻邦生「回廊にて」 川端康成「美しさと哀しみと」 安藤次男「藝術の表情」 栗津則雄「ルドン」 吉田秀和「現代の演 奏」 中村慎一郎「私の100章 回想と意見」 「ボナール画集」 加藤周一「羊の歌」 中村慎一郎「金の魚」 内田百間「残夢三昧」 埴谷雄高「闇の中 の黒い馬」
 
 秋風日記
●秋風日記 
 *
幻のランスロ 室生さんからの宝物 一枚のレコード 鉄線花 岡鹿之助さんと私 直哉と鏡花 「独身者」後 記 におい草 三絶 朔太郎派 「山海評判記」再読 白髪大夫 「朝の蛍」 曰く言い難し 人称代名詞 「雪国」他界説 「氷島」一説 故郷について 美 の使者―「臥鹿」 神西清のために 芥川龍之介全集元版のこと 「深夜の散歩」の頃 伴奏音楽 「使者」、「使命」、または世に出なかった或る雑誌のこと  「死都ブリュージュ」を読む 富本憲吉と木下杢太郎 犀星歿後15年 或る先生 中野重治の座談 私にとっての堀辰雄 小布施の秋
 *
●8つの頌
ネルヴァルの狂気 朔太郎の声 ベルナノスの2つの貌 中島敦の星 高橋元吉の泉 丸山薫の風景 壽岳文章 の「神曲」 露伴の宝庫 風景の中の寺
 
 補遺
絵そらごと
小説を信じたい
引越やつれ
無意志的
「我思古人」由来
(信濃追分の春は……)
室生犀星の最後の一瞥
草花を書く
「まれに木の葉の飛ぶさへや」
 附録
「枕頭の書」後記
「書物の心」後記
「秋風日記」後記
初出と書誌

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第16巻  随筆・評論3
意中の文士たち 上
意中の文士たち 下
意中の画家たち
異邦の香り
 附録
「意中の文士たち 上」序
「意中の文士たち 下」序
「意中の画家たち」序
「異邦の香り」後記
「異邦の香り」附記
訳詩集略年表
初出と書誌

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第17巻  随筆・評論4
内的独白 ―堀辰雄の父、その他―
  
 ●「1946文学的考察」以後

1946文学的考察
(文学の交流 ダンテの『地獄』と僕たちの地獄 二つの現実 二人の復員兵 ボオドレエル的人生 作家と行 動 ジャン・ポオル・サルトルとジョン・ドス・パソス オイヂプスの運命 人間の発見)
ある小説家の反省
吉田健一『東西文学論』
梅崎春生「砂時計」解説
室生犀星『あにいもうと』『女の図』解説
『室生犀星集』解説
普及版『堀辰雄全集』刊行の言葉
『堀辰雄集』解説
『堀辰雄全集』編輯にあたって
『堀辰雄全集』編輯雑記
「菜穂子」創作ノオト考
『古事記』訳者の言葉
古代人の詩的幻想
私訳『今昔』縁起
『今昔物語』の世界
日本古典の現代語訳
石川淳『紫苑物語』解説
有明詩の問題
現代小説に於ける詩的なもの
『神西清詩集』ノート
小説の方法について
ある微妙なもの(文体はモナドであり小宇宙である)
川端康成『高原』解説
川端康成『伊豆の踊り子』解説
『萩原朔太郎詩集』解説
建築としての小説
北条民雄『いのちの初夜』
青春と餘燼―木下杢太郎の詩

  推理小説について

深夜の散歩
隠れんぼ
『川端康成・福永武彦集』解説
最近の推理小説
『スパイ』
結城昌治『ひげのある男たち』序
デユレンマット『嫌疑』
ポーについての一問一答
『推理小説小史』序

 附録
「内的独白」後記
「福永武彦・批評A」序
「福永武彦・批評B」序
初出と書誌

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第18巻  随筆・評論5
 ●ボードレールの世界
 ・
ボードレールの世界
詩人としてのボードレール
 ・
ボードレール
ボードレール小伝
『悪の華』(初版)
『パリの憂愁』解説的ノート
フランス象徴主義についての簡単なノート
象徴主義
ボードレールその人・その詩
 ・
ボードレール全集のこと
「ボードレール全集」刊行の言葉
緒言 人文書院版「ボードレール全集」
全集の完結に当って
 ・
リルケとボードレール
一行のボードレール
サルトル『ボードレール』
佐藤正彰『ボードレール』
現代の眼
『ボードレールの世界』
ボードレール・わが同類

 ボードレール年譜

 ●海外文学評論

現代フランス小説
純粋詩の系譜
アヴァンギャルドの精神
ロオトレアモン「マルドロオルの歌」
フォークナー覚え書
フォークナーと私 
 *フォークナーの自己作品への影響について説明。「心の中を流れる河」「世界の終り」「風土」「夜の時 間」「夢の輪」「忘却の河」「死の島」「夢見る少年の昼と夜」「影の部分」「飛ぶ男」「告別」「形見分け」を挙げている。その他フォークナー的な時間・作 中人物の視点・イタリック体の問題(内的独白、意識の流れ)・ヨクナパトーファ(架空の地名)を述べている。
アンリ・トロワイヤとその作品
ジュリアン・グリーン研究
ジュリアン・グリーン『運命-モイラ-』あとがき
ジュリアン・グリーン『幻を追う人』訳者ノート
「モイラ」の改訳について
グリーンランド案内
マルタン・デユ・ガール『アンドレ・ジイド』訳者ノート
アンドレ・ジイドの平衡秤
ドス・パソスの時間
一九五五椋鳥通信
 (小引 プルーストの『サントブウヴにさからって』 ルヴェルジイの『通路』 『失われた時を求めて』新 訂版 『現代アメリカ文学パノラマ』 ジュリアン・グリーンの最後の『日記』 ジイド=ヴァレリ往復書簡 ダニノの『トムスン少佐の手帳』 トロワイヤの 中南米紀行 モーリス・ブランショの『文学的空間』 フェリシアン・マルソーの『バルザックの世界』)
ケッセルの冒険
ヘミングウエイと象徴
『嫉妬』について
先見の明
マラルメ小伝
『詩集』

 附録
矢代書店版「ボードレールの世界」序文
講談社版「ボードレールの世界」序
初出と書誌

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第19巻  随筆・評論6
ゴーギャンの世界
序章 最早なし
1章 喪われたもの
2章 形成 1888年
3章 タヒチ、夢想と実現
4章 象徴主義
5章 ゴルゴダにて
6章 彼自身の神話
7章 死後の生活
終章 呼び声

芸術評論
美と所有
私の内なる音楽

ゴーギャン年表
主要絵画作品表
文献目録

 附録
「ゴーギャンの世界」後記
初出と書誌

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第20巻  随筆・評論7
 藝術の慰め
ニコラ・ド・スタール アンリ・ルソー パブロ・ピカソ マルク・シャガール パウル・クレー ジョルジ オ・デ・キリコ エミール・ノルデ エドヴァルト・ムンク ヘンリー・ミラー ホアン・ミロ マックス・エルンスト アメデオ・モジリアーニ アンリ・マ チス ラウル・デユフィ ジェームズ・アンソール ギュスタヴ・モロー オデイロン・ルドン クロード・モネ カミーユ・ピサロ ウイリアム・ターナー  ウージェーヌ・ドラクロワ カスパル・ダヴィド・フリードリッヒ

彼方の美

 附録
「藝術の慰め」初版後記
「藝術の慰め」第三版後記
初出と書誌

福永武彦年譜
 

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福永武彦全集未収録の・習作・著作・童話・対談・翻訳など。

(習作)

●「ひととせ」1935年(昭和10年)9月「向陵時報」第37号*筆名水城哲男
●「眼の反逆」1935年(昭和10年)10月「向陵時報」第75号*筆名水城哲男
●「かにかくに」第一高等学校「校友会雑誌」355号1936年(昭和11)6月
●「黄昏行」1936年(昭和11)十一月「校友会雑誌」357号

(翻訳・現代語訳)
●「アーサー王と其の騎士」1933年(昭和8)12月東京開成中学校「校友会雑誌」101号
●新潮文庫『幻を追う人』(ジュリアン・グリーン原作)1954年(昭和29)年9月
●岩波少年文庫『古事記物語』1957年(昭和32)
●サルトル全集第二十一巻「賭はなされた」人文書院(昭和32年5月)
●永遠の作家叢書 パスカル・ビア『ボードレール』人文書院1957年(昭32)七月
●『ボードレール全集・』人文書院1963年(昭和38)
●『ジュリアン・グリーン全集4 モイラ』人文書院1980(昭和55年)1月
●『ジュリアン・グリーン全集9 幻を追う人』1981年(昭和56年)8月

(童話)
●『おおくにぬしのぼうけん』岩崎書店1968年(昭和42)
●「猫の三太郎」未完

(対談)
●『近代文学の軌跡 続・戦後文学の批判と確認』近代文学同人・豊島書房(昭和43年6月 座談会「中村眞 一郎 その仕事と人間」福永武彦・白井健三郎・丸谷才一・三輪秀彦・本多秋伍・荒正人・山室静・埴谷雄高・佐々木基一
●『福永武彦対談集 小説の愉しみ』1981年(昭和56年)1月

(講義録)
●『二十世紀小説論』1984年(昭和59年)11月

(その他)
●近三四二郎追悼文集『近さん 歩んだ道』共編・1940年(昭和15年)9月・日本少年寮記念の家発行
●『新潮日本文学辞典』堀辰雄の項目 1969年(昭和43)1月
●『玩草亭百花譜』上中下1981年(昭和56)6、7月
●「実存主義文學」未発表原稿・1949年(昭和24)後半か(三坂剛氏の推定)。「福永武彦研究」第二 号・平成9年に収録。三坂氏の解題あり。
●高村光太郎宛書簡<昭和22年9月1日付及び昭和23年11月26日付>河田忠氏が『新潮日本文学アルバ ム』の25・26ページに載せられた同書簡の写真を拡大鏡で判読したもの。全文ではない。「福永武彦研究」第二号・平成9年に収録。