福永武彦参考文献 単独初出文献
*数字は半角で入力してあります。

(昭和21年〜25年)
○堀辰雄 若い人達(「高原」1 昭21・8→『堀辰雄全集5』新潮社 昭30・3「Ein Zwei Drei」)*塔
○山室静 文芸時評(「近代文学」昭22・2・3合併号)*塔
○中村真一郎 詩の革命−「マチネ・ポエチック」の定型詩について(「近代文学」昭22・9→ 『マチネ・ポェティク詩集』真善美社 昭23・5
○伊藤整 病める時代(「文芸」昭23・1→『我が文学生活』細川書店 昭25・10)→ 『伊藤整全集』第16巻に再録
○瀬招茂樹 福永武彦「雨」(「文学新聞」昭23・1・1)
○三好達治 マチネ・ポエテイクの詩作に就て(「世界文学」昭23・4→『三好達治全集4』 筑摩書房昭40・8
○花田清輝 塔(「アプレゲール通信」昭23・4?→『花田清輝全集3』講談社 昭52・10)
○伊藤整  二つの作品について(上)−文芸時評(「世界日報」昭23・4・13)*河
○小田切秀雄 アブレゲール批判(「新日本文学」昭23・5→『自我と文学の現実』雄山閣   昭23・9「アプレ・ゲール新人たちの場合」)→曽根氏の目録には「アプレゲール批評」とあるが、「批判」が正しい。誤植か。
○〔無署名〕(原田義人)編輯後記(「方舟」1、2 昭23・7、9)
○伊藤整 戦後作家について(「近代文学」昭23・11→『我が文学生活』「戦後文学について」)
○瀬沼茂樹 果たして「詩の革命」か?−マチネ・ポェティク批判(「詩学」昭23・11)
○三島由紀夫 アンケート・文学史に残るべき戦後文学作品は何か・その理由〔回答〕(「人間」昭24・9) *風土
○瀬沼茂樹 アブレゲールの作家たち(「北海タィムス」昭24・9・10)
○中村真一郎 マチネ・ポエチックその後(「詩学」昭25・4→『文学の創造』未来社 昭28・9)

(昭和26年〜30年)
○〔無署名〕優れた技法−「蜘蛛」トロワィヤ著・福永武彦訳(「文学界」昭26・10)
○伊藤整 福永武彦『風土』(「図書新聞」昭27・8・27→『伊藤整全集17』新潮社 昭48・7)
○中野武彦 福永武彦著『風土』・阿川弘之著『春の城』(「近代文学」昭27・10)
○平野謙 文芸時評(「日本読書新聞」昭28・11・2→『文芸時評』河出書房新社昭38・8)*カロンの 艀
○〔無署名〕小説診断書−覆面対談月評(「文学界」昭29・5)*冥府
○荒正人・佐々木基一・久保田正文・平野謙 文芸時評(「近代文学」昭29・5)*冥府
○SUN‐H 福永武彦『草の花』(「週刊朝日」昭29・5・9)
○〔無署名〕 福永武彦著 草の花(「出版ニュース」昭29・5中旬号)
○A‐K‐6福永武彦著『草の花』(「サンデー毎日」昭29・5・23)
○〔無署名〕「草の花」福永武彦(「週刊サンケィ」昭29・5・30)
○〔無署名〕小説診断書−覆面対談月評(「文学界」29・6)*草の花
○山本健吉 福永武彦著 草の花(「図青新聞」昭29・6・5)
○杉森久英 福永武彦著 冥府(「図書新聞」昭29・9・25)
○佐々木基一 最近の小説(「東京新聞」昭29・10・29)*冥府
○平野謙 文芸時評(「図書新聞」昭29・11・6→『文芸時評』)*夢見る少年の昼と夜
○北原武夫・臼井吉見 小説診断書(「文学界」昭29・12)*夢見る少年の昼と夜
○高見順・八木義徳・佐多稲子 創作含評(「群像」昭29・12→『群像創作合評4』講談社 昭45・11)*夢見る少年の昼と夜
○平野謙 文芸時評(「図書新聞」昭29・12・4→『文芸時評』)*深淵
○E・G・サイデンステッカー 豊かな想像力−文芸時評(「文芸」昭30・1)*深淵
○神西清・中村真一郎 小説診断書(「文学界」昭30・1)*深淵

(昭和31年〜35年)
○本多秋五 「方舟」に乗った三人−中村・加藤・福永の仕事(「週刊読書人」昭34・8.3→『物語戦後文 学史』新潮社昭35・11)
○加藤周一 文学的自伝のための断片(「群像」昭純34・10)
○本多秋五 世界史的知性にもの申す−加藤周一に答えて(「群像」昭34・11→『戦後文学史論』新潮社  昭46・10)

(昭和36年〜40年)
○平林たい子・山本健吉・北原武夫 創作含評(「群像」昭36・4→『群像創作合評7』講談社 昭46・ 4)*形見分け
○丸谷才一福永武彦−〈人物スケッチ〉(「日本読書新聞」昭36・4・10)
○鶴岡善久 マチネ・ポエティック覚え書(「現代詩手帖」昭36・9)
○福永武彦・自井健三郎・丸谷才一・三輪秀彦・本多秋五・荒正人・山室静・埴谷雄高・佐々木基一(談) 中 村真一郎−その仕事と人間(「近代文学」昭37・6、7→近代文学同人編『近代文学の軌跡 続・戦後文学の批判と確認』豊島書房 昭43・6)
○河上徹太郎・安岡章太郎・亀井勝一郎 創作含評(「群像」昭38・4→『群像創作合評8』講談社昭46・ 5)*忘却の河(一章)
○〔無署名〕福永武彦氏―〈著者と一時間〉(「朝日新聞」昭39・7.6)*忘却の河
○清水徹 構造的批評を−〈文芸時評〉(「文学界」昭39・9)*忘却の河
○本多秋五・小田切秀雄・寺田透 創作合評(「群像」昭39・10→『群像創作合評9』講談社 昭46・ 7)*幼年
○奥野健男 現代文学の基軸−虚数の有効性(「文学界」昭40・3→『現代文学の基軸』徳間書店 昭42・ 3)*忘却の河

(昭和41年〜45年)
○成田孝昭 マチネ・ポエティク詩集(「解釈と鑑賞」昭41・1)
○奥野健男 福永武彦(『文壇博物誌』読売新聞社 昭42・7)*初出「新刊ニュース」
○西川長夫 日本におけるフランスーマチネ・ポエティク論(桑原武夫編『文学理論の研究』岩波書店昭42・ 12)
○小佐井伸二 「福永武彦論」(『戦後文学・展望と課題』真興出版社、昭43・2)→『筑摩 現代文学大系75 中村真一郎・福永武彦集』(筑摩書房)に再録か?〔池田純溢編〕『日本文学研究資料叢書 大岡昇平・福永武彦』(有精堂 昭53・3) に再録。
○〔無署名〕 「海市」福永武彦氏−〈著者・編者・訳者〉(共同通信網各紙昭43・2)
○守谷兎喜雄 福永武彦著「海市」の用字法(「国語の力」2 昭43・6)
○月村敏行 福永武彦『海市』小論(「季刊芸術」夏号 昭43・夏)→『評論集 批評の原理』(国文社 昭 49・12)に再録
○加藤周一 青春、一九四六年、ほか(『羊の歌』『続羊の歌』岩波新書 昭43・8、9)*初出「朝日 ジャーナル」昭41・11〜42・12
○平野謙 文壇クローズアッブ(「小説新潮」昭43・9→『文壇時評(上)』河出書房新社 昭48・4)* 風のかたみ
○〔無署名〕 「風土」の福永武彦氏(共同通信網各紙昭44・1)
○中村真一郎 青春と文学6−文学と人生(『新潮日本文学』月報6 昭44・2→『この百年 の小説』新潮選書 昭49・2)*草の花
○中村完 マチネ・ポエティクの問題点(文学批評の会編『現代文学研究叢書・ 転換期の詩人たち』芳賀書店 昭44・4)
○大城信栄 福永武彦ノオト(『立原道造ノオト 福永武彦ノオト』思潮社昭45・4)
○神谷忠孝 変身の行方−福永武彦ノート(帯広市図書館「市民文芸」10昭45・11)

(昭和46年〜50年)
○〔無署名〕 「死の島」の福永武彦氏−〈著者と一時間〉(共同通信網各紙昭46・10)
○佐々木誠記者 死の島を書いた福永武彦氏(「読売新聞」昭46・11・3)
○〔無署名〕「死の島」の福永武彦氏(時事通信網各紙昭46・11)
○大岡信 押韻定型詩をめぐって(「現代詩手帖」昭47・1→中村真一郎『詩集』解説 思潮社 昭47・ 4)
○秋山駿・高井有一・平岡篤頼 現代のロマネスク(「早稲田文学」昭47・2)*死の島(覆面鼎談)
○福永武彦 『死の島』ノオト断片(同右)
○菅野昭正 純粋と豊饒−福永武彦論(「文芸」昭47・10→『小説の現在』中央公論社昭49・7)
○小玉優子 福永武彦「廃市」ノオト(昭和学院短大「国語国文」4 昭47・12)
○鈴木三和子 福永武彦小考−「忘却の河」を中心に(「国文学ノート」12 昭48・3)
○千葉俊二 福永武彦「廃市」(「國文學」昭48・6臨増〈戦後小説一〇〇選解題〉)
○椎名麟三・武田泰淳・中村真一郎・野間宏・埴谷雄高・堀田善衛 マチネ・ポエティクの仲間たち、ほか (『座談会わが文学、わが昭和史』筑摩書房 昭48・8)*初出「展望」昭46・1〜47・4
○篠沢秀夫 「二・二・一 作者を知っている読者が見て取る虚偽」(「文学言語における虚偽」 初出「月刊 言語」大修館書店 昭48・10)→『文体学原理』に付録として再録 新曜社 昭59・11)*「海市」。安見子の「靴下留めのゴム」のイ メージさせるものが、作品発表時の昭和四十年代ではなく昭和十年代後半であり、その点で「海市」は風俗小説ではないと指摘している。
○大野純 「マチネ・ポエティク」論(『講座日本現代詩史4』右文書院 昭48・11)
○宇田川昭子 福永武彦試論―その作品と「夢」(「東洋」昭49・4)
○平岡篤頼 解読行為としての作品−『死の島』をめぐって(「文芸」昭49・5→『迷路の小説論』河出書房 新社 昭49・10)
○山田博光 死の島(「解釈と鑑賞」昭49・7臨増〈現代小説事典〉)
○米倉充 福永文学における死と愛の間題−ハィデッガーとの対比において(武田寅雄他編『日本現代文学とキ リスト教 昭和篇』桜楓社 昭49・11)
○柘植光彦 福永武彦(「解釈と鑑賞」昭49・11臨増〈作家の性意識〉→『現代文学試論』 至文堂 昭53・5「福永武彦と“母”なるもの」)
○子不語 福永武彦 芸術家の喪失感―〈作家Who′s  Who〉(「朝日新聞く」昭50・1・24夕→百目鬼恭三郎『現代の作家一○一人』新潮社 昭50・10* 百目鬼=どうめき
○柘植光彦 福永武彦(「解釈と鑑賞」昭50・7〈昭和作家研究法〉)
○丸谷才一 『独身者』と原『野火』―〈一頁職評〉(「文芸」昭50・9)
○加賀乙彦 暗黒と罪の意識・『死の島』(「文芸展望」11昭50・11→『日本の長篇小説』筑摩書房 昭 51・11)
○菅みどり 「草の花」の一原型 ―「かにかくに」の意味(「藤女子大学国文学雑誌」18 昭50・11)

(昭和51年〜53年)
○首藤基澄 福永武彦(「解釈と鑑賞」昭51・4〈現代作家と文体〉)→『福永武彦・魂の音楽』に再録。
○木原直彦「心の中を流れる河」(帯広)(「北方文芸」昭51・11→『北海道文学散歩・ 道東編』立風書 房 昭58・8)
○篠田一士 虹のたくみ(「すばる」27 昭52・2→『日本の現代小説」集英社 昭55・5)* 死の島 →死の島の読み方として伝統的リアリズムに引きつけた読みを否定し、「現実還元などは論外」と述べる。後半、相見綾子と萌木素子をボードレール 「呪われた女たち」の詩に出てくる姉妹の一体象(抱き合った姿)に結びつけ、そこからラストの三つの朝に対する読者としての受容のあり方について論を展開 する。「虹のたくみ」という題名は「内部 H」末尾における素子の内的独白の中にある「時間は永遠に向けて空の虹のように懸り…」から来ている。
○大森郁之助 私読「世界の終り」―福永武彦への一視点(「札幌大学教養部短期大学部紀要」10  昭52・3)
○村上一郎 加藤・中村・福永『文学・一九四六』について(『村上一郎著作集 10 初期作品集』(国文社  昭52・9)
○小久保実 福永武彦(『日本近代文学大事典 第三巻』講談社 昭52・11)
○小久保実 「マチネ・ポエティク」の戦後(「日本文学」昭52・11)
○石川千鶴子 「廃市」の中に見る白濁とウツロの世界 (「文学地帯」50 昭53・7)
○山野雅美 福永武彦「風土」論−堀辰雄の影響、そしてそこからの脱却(「濫辞」1 昭53・8)
○堀辰雄 〔福永武彦宛書簡〕(『堀辰雄全集 第八巻 書簡』筑摩書房 昭53・8)
○加藤美貴子 福永武彦―『死の島』における生と時間(「米沢国語国文」5 昭53・9)
○小久保実 福永武彦(「國文學」昭53・11臨増〈現代作家一一○人の文体〉)
○長谷川泉 福永武彦(「解釈と鑑賞」昭53・12〈作家と出発期〉)
○小佐井伸二 ロマネスクの運命−方法への意志(「國文學」昭53・11)
○堀内昭岐 福永武彦における愛の不可能性と可能性(「国文白百合」14 昭53・12)

(昭和54年〜55年)*54年8月福永武彦死去
○大久保典夫 失われた青春『草の花』(「國文學」昭54・4)
○佐々木基一 「方舟」騒動(「群像」昭54・5→『鎮魂小説阿佐谷六丁目』講談社 昭55・5)
○加藤周一 福永武彦の死(「朝日新聞」昭54・8・17夕→『加藤周一著作集15』平几社 昭54・ 11)
○辻邦生 福永武彦の〈生と死〉(「読売新聞」昭54・8・17夕)
○小野寺俊一 福永武彦さんの帯広時代(「北海道新聞」昭54・8・17夕)
○篠田一士 福永武彦さんの死(「静岡新聞」昭54・8・18ほか)
○菅野昭正 追悼福永武彦・意志のミクロコスム(「週刊読書人」昭54・9・10)
○大森郁之助 存疑《堀辰雄のフェエドル的体験》説(「札幌大学女子短期大学部紀要」15 昭54・9→ 『論考堀辰雄』有朋堂 昭55・1)*内的獨白
○串田孫一 傷ついた雀に托して−亡き福永武彦への手紙(「婦人之友」昭54・10)
○白井健三郎 福永武彦君を悼む(「学習院大学新聞」昭54・10・22)
○寺田透 絵と文その弐拾九 故福永君に触れること(「文芸」昭54・11)
○大岡信 断章10−・(「ユリイカ」昭54・11→『マドンナの巨眼』青土社 昭58・1)
○首藤基澄 福永武彦―現代作家の文学史的位置(「解釈と鑑賞」昭54・11)
○首藤基澄 福永武彦の死―信仰と文学(「書斎の窓」昭55・1)→『福永武彦・魂の音楽』に再録。
○伊藤義清 福永武彦の静かな回心−井出定治牧師に聞く(「本のひろぱ」昭55・2)
○豊崎光一 福永武彦先生を悼む(「学習院輔仁会雑誌」203 昭55・2)
○今井正子 『死の島』論―「或る男」を中心に(茨城キリスト教短大「日本文学論叢」5 昭55・3)
○千葉俊二 「廃市」の郁代と安子(「國文學」昭55・3臨増〈名作の中のおんな一○一人〉)
○藤沼清子 三島由紀夫と福永武彦−都会と海と(森安理文・有山大五編『新批評・近代日本文学の構造3 近 代文学の風土』図書刊行会 昭55・3)
○相原和邦 〈戦後派〉の達成(「國文學」昭55・4)*死の島
○安宗伸郎 福永武彦のこと(「河」14昭55・6)
○中村真一郎 押韻定型詩三十年後―八十年代の読者に(「現代詩手帖」23-6 昭55・6)
○柘植光彦 福永武彦論・現実の手ざわりの間題―『風土』を中心に(「高枚クラスルーム」13−3 昭 55・6)
○鈴木定幸 福永武彦『塔』における発展的主題及び構造について(「武蔵野女子学院中学高等学校研究紀要」 1 昭55・6)
○福永貞子 病いの大家福永武彦を看取って(「婦人公論」昭55・7)
○臼田甚五郎 民俗文学へのいざなひ 鱈聟6(「國文學」7 昭和55・7)
○高山鉄男 「魂の死」について−福永武彦論(「早稲田文学」昭55・8)
○首藤基澄 「廃市」の愛の構図(「方位」創刊号、昭55・8)
○首藤基澄 「廃市」の愛の構図(「方位」1 昭55・8)→『福永武彦・魂の音楽』に再録。
○加賀乙彦 福永さんとキリスト教(「新潮」昭55・9)
○助川徳是 福永武彦(『研究資料現代日本文学・小説・戯曲・』明治書院 昭55・9)
○中村真一郎・加藤周一・堀多恵子(談) 堀さんのこと、福永のこと(『堀辰雄全集』月報11 昭55・ 10)
○矢野昌邦 福永武彦『風土』−孤独について(「論究」1 昭55・12)

(昭和56年〜57年)
○三好文明 ローデンバッハの系譜―北原白秋と福永武彦の場合(「新潟大学国文学会誌」24 昭56・2) *廃市
○仁熊加代子 福永武彦とジュリアン・グリーン(ノートルダム清心女子大「古典研究」8 昭56・3)
○山本由美子 福永武彦研究−モチーフからみた「海」(「国文学報」24 昭56・3)
○戸山路夫 風土(福永武彦)(「文学地帯」56 昭56・3)
○佐々木時雄 「流離」とのかかわり、福永武彦、ほか(『ナルシシズムと日本人』弘文堂 昭56・5)→ 『ナルシシズムと日本人』の目次は以下の通り。第一章 流離とのかかわり、第二章 倭建命(日本武尊)、第三章 山上憶良 第四章 西行、第五章 松尾芭 蕉、第六章 夏目漱石、第七章 石川啄木、第八章 三島由紀夫、第九章 福永武彦 まとめ、主要参考文献、あとがき。本書を全て通読したわけではないが、 「第一章 流離とのかかわり」、「第九章 福永武彦」、「まとめ」で福永武彦に対する言及が見られた。言及作品は、カロンの艀、冥府、深淵、夜の時間、心 の中を流れる河、世界の終わり、告別、幼年、忘却の河、風のかたみ、死の島、ゴーギャンの世界、夢百首、河(以上記載ページ順)
○大橋健三郎 フォークナーと日本の小説―2―「時間」の相と福永武彦(「英語青年」127-2 昭56・ 5)
○矢野昌邦 福永武彦・その詩作をめぐって(「論究」2 昭56・8)
○加藤周一 福永武彦の「百花譜」−山中人間話(「朝日新聞」昭56・9・11夕→『山中人間話』福武書店  昭58・9)
○八橋一郎 福永武彦(『五十人の作家上』青弓社 昭56・9)
○大隅素美 福永武彦研究−「風のかたみ」を中心に(「二松学舎大学人文論護」20 昭56・10)
○岩崎聡子 福永武彦の主題と方法 I「忘却の河」をめぐって(「熊本女子大学国文学研究」27 昭56・10)
○首藤基澄 福永武彦「告別」の魂の救恤(「方位」3 昭56・10)→『福永武彦・魂の音楽』に再録。
○山田博光 時間の分析−「死の島」を例として(「解釈と鑑賞」昭56・12〈近代文学研究法〉)
○中条宏 福永武彦『海市』論(関西学院大学「日本文芸研究」33―14 昭56・12)
○中村洋子 福永武彦著書目録(「日本古書通信」昭57・1 増補訂正57・2)
○首藤基澄 福永武彦(「解釈と鑑賞」47-2 昭57・2)
○水谷昭夫 実存の“めまい”〈澪標〉(「読売新聞」大阪版 昭57・4・12タ)
○矢野昌邦 福永武彦『草の花』−その内的世界と構成を中心にして(「論究」3 昭57・7)

(昭和58年)
○水谷昭夫 福永文芸の原像−その受洗をめぐって(「クリスチャン新聞」昭57・7・25→ 『永遠なるものとの対話』新教出版社 昭58・3
○二木千恵子 福永文学における〈河〉と〈妣の国〉―<河>を媒介とした仮説検証の試み(金沢大学「石坂洋 次郎研究」4 昭57・7)
○福永貞子・加賀乙彦・水谷昭夫 座談会・暗黒意識の中の生命−福永武彦とキリスト教(「クレセント」6− 2、7−1 昭57・12、58・6)
○矢野昌邦 福永武彦『忘却の河』の主題と方法(「論究」4 昭57・12)
○萩原葉子 福永武彦さんのたより(「学鐙」昭58・2)
○大久保輝臣 福永先生を偲ぶ、ほか(『仏文の三十年』学習院大学フランス文学科同窓会 昭58・2)
○堀竜一 『風土』論−ゴーギャン・モティーフの分析(「日本文芸論叢」2 昭58・3)
○源高根 福永武彦−病跡学的資料の再検計(「解釈と鑑賞」昭58・4臨増〈病跡からみた作家の軌跡〉)
○首藤基澄 福永武彦(『近代作家研究事典』桜楓社 昭58・6)
○米倉巌 福永武彦(『別冊國文學日本現代文学研究必携』学燈社 昭58・7)
○首藤基澄 福永武彦(『現代文学研究事典』東京堂出版 昭58・7)
○矢野昌邦 福永文学の音楽性と『海市』(「論究」5 昭58・7)
○野沢京子 『死の島』を読むI−読者としての相馬鼎(「立教大学日本文学」50 昭58・7)
○和田能卓 福永武彦とフォークロアと(「昔話伝説研究」10 昭58・7)→『福永武彦 論』に改稿・再録。
○篠田一士 短編小説のなかの詩(「文学界」昭58・10)*飛ぷ男
○菅野昭正 魂の原型を求めて−福永武彦の小説世界(「アートシアター」154 昭58・12)
○福永貞子 『廃市』のこと(同右)
○矢野昌邦 福永武彦『死の島』の手法(「論究」6 昭58・12)

(昭和59年1984年)
○和田能卓 福永武彦覚書−死者の眼について(「国学院大学大学院文学研究科論集」11 昭59・1)→ 『福永武彦論』に改稿・再録。
○入沢康夫 原音楽への夢−詩人福永武彦再評価への期待(「図書」昭59・3)
○堀竜一 自己同一化と破滅−福永武彦文芸における二重人格的人物像の系譜(「日本文芸論叢」3 東北大学 文学部国文学研究室 昭59・3)
 *時計、鏡の中の少女、世界の終り、死の島、忘却の河、その他福永文学のキーワード「妣の 国」「常世」。「死の島」は前者三作(「時計」・「鏡の中の少女」・「世界の終り」)に比較して、自己の内の他者性の問題を死の領域まで広げて捉えている と論じている。
○今西幹一 福永武彦・「死の島」の素子(「國文學」昭59・3臨増〈現代の女一○○人の肖像〉)
○鈴木和子 福永武彦の宗教意識(「青山語文」14 昭59・3)
○湯田篤範 福永武彦の主題と位置(「風」1昭59・4)
○首藤基澄「死の島」福永武彦(「解釈と鑑賞」昭59・4〈現代長編小説の魅力〉)
○宮島公夫 福永武彦と音楽・覚え書(「イミタチオ」1 昭59・6)
○山田兼士 憂愁の詩学−ボードレールから福永武彦へ2(「詩論」6 昭59・6)
 *塔、ボードレールの世界、世界の終り、死の島、その他ボードレールの詩・散文詩を引用。 原音学、ボードレールの「憂愁の詩学」に言及。「僕は鍵束のように落ちた。それは僕の詩だった」の一文に作家としての誕生を見る。また福永作品のテーマ 「死」について肉薄した論文。「あらゆる色彩を拒絶する究極的な生の暗黒ーーそれはまた死の究極的な姿でもある」
○源高根 岩波書店版『福永武彦詩集』後記への疑間(大阪藝術大学「藝術論集」1昭59・10)
○曾根博義 福永武彦の生成−年譜風に(「遡河」15 昭59・11)
○倉西聡 福永武彦『忘却の河』論(「文芸と批評」6―1 昭59・12)
○矢野昌邦 福永文学の「暗黒意識」(「論究」7 昭59・12)
○矢野昌邦 福永武彦著作・参考文献目録〈昭和五四年八月以降〉(同右)
○首藤基澄 「夜の時間」ノート―「こゝろ」の受容を中心に(「方位」8 昭59・12)
○堀竜一 初期福永武彦のモティーフ連関に関する一試論(「日本文芸論稿」14 昭59・12)* 詩論「ひそかなるひとへのおもひ」「そのかみ」「雲の湧く時」、「塔」「河」「風土」「旅への誘い」「告別」「草の花」「海の想い」「忘却の河」

(昭和60年1985)
○矢野昌邦 「―研究動向―福永武彦」(「昭和文学研究」10、昭60・2)
○掘竜一 「福永武彦の転回―告別から『忘却の河』へ―」(「文化」(東北大)48、昭60・2)
○中村洋子 「『海市』論」(「活水日文」12、昭60・3)
○佐藤佳子 「福永武彦の虚無と美―『忘却の河』を辿って」(「教育国語国文学」12、昭60・3)
○津島高徳 「『風士』論―拒絶による人物造型として―」(「山口国文」8、昭60・3)
○加賀乙彦 「著者ノートにかえて 母と暗黒意識」(『幼年』河出書房新社、昭60・4.4)
○奈佐年貴 「美への倫理或いは投企としての芸術―福永武彦初期作晶―」(「冬扇」11、昭60・7)
○相原和邦 「『死の島』」(「解釈と鑑賞」昭60・8)
○宮島公夫「福永武彦小論・一つの変容〜短編小説を媒介にして〜(「イミタチオ」金沢近代文学研究会 昭 61・10)*「河」「沼」「樹」。伝記的事実をからめて作品を論じている。
○曾根博義 「福永武彦研究案内」(『<鑑賞日本現代文学27>井上靖・福永武彦』角川書店  昭60・9・15)
○曾根博義 「参考文献目録」(『<鑑賞日本現代文学27>井上靖・福永武彦』角川書店 昭 60・9・15)
○幻想文学会 「解題」(『日本幻想文学大全下 幻視のラビリンス』青銅社 昭60・9・20)
○西原千博 「『草の花』覚書 - 「冬」について - 」(「稿本近代文学」8 昭60・9)
○市川毅 「福永武彦 風土」(「<日本の小説555> 国文学」昭60・9臨時増刊号)
○市川毅 「福永武彦 忘却の河」(「<日本の小説555> 国文学」昭60・9臨時増刊号)
○市川毅 「福永武彦 死の島」(「<日本の小説555> 国文学」昭60・9臨時増刊号)
○鈴木良博「福永武彦と『映画批評』」(「文研論集」<専修大学大学院>11 昭60・10)
○矢野昌邦 「福永武彦における絵画の位置」(「論究」8 昭60・12)
○首藤基澄 「福永武彦論 - 「幼年」を中心に - 」(「方位」9 昭60・12)→『福永武彦・魂の音楽』に再録。
 

(昭和61年1986)
○鈴木和子 「福永武彦『死の島』論」(「青山学院大学文学部紀要」27 昭和61・1)
○柿崎倫子 「福永武彦『忘却の河』小論」(「国文学ノート」(成城短大)23 昭61・3)
○佐藤佳子 「福永武彦『忘却の河』作品論 - 「音楽のような小説」をめぐって」(「教育国語国文学」(早稲田大学)13 昭61・3)
○宮島公夫 「『忘却の河』論 - 家庭問題を視座として」(「イミタチオ」4 昭61・4)
○石田千恵里 「福永武彦『忘却の河』の<ふるさと>」(「野火」(戦後文学を読む会)3 昭61・7)
○宮島公夫 「福永武彦小論・一つの変容 - 短編小説を媒介にして - 」(「イミタチオ」5 昭61・7)
○笠井潔 「<愛の三角形>という隠蔽 - 福永武彦論」(「海燕」昭61・10)→同著 『球体と亀裂』(情況出版、平成7に再録)
○寺田操 「自己のなかの他者性 福永武彦の作品をめぐって」(「しきざき」13  昭61・10)
○増田和利 「福永武彦の作品について」(「しきざき」13  昭61・10)
○堀江孝雄 「福永武彦再読」(「しきざき」13  昭61・10)
○田辺明雄 「「草の花」について」(「しきざき」13  昭61・10)
○竹内清己 「伸びよい好奇心と認識力 - 曾根博義『鑑賞日本現代文学・井上靖・福永武彦』」(「芸術至上主義文芸」12 昭61・11)
○菅野昭正・中村真一郎 「<対談>『福永武彦全集』発刊に寄せて」(「波」203 昭61・11)
○曾根博義 「初期福永武彦本を索めて」(「解纜」1 昭61・12)

(昭和62年1987)
○佐藤弥志夫 「苦悩する者たち - 福永武彦『独身者』試論1」(「Soliloque」創刊号 昭62・1)
○水谷昭夫 「『塔』の黙示性」(関西学院大学「日本文芸研究」38 - 4 昭62・1)→『福永武彦巡礼』(新教出版社 平元・3・25)に再録。
○高橋清隆 「福永武彦『死の島』論(一) - 昭和二十九年一月二十三日の相馬鼎 - 」(「静岡英和女子学院短大紀要」19 昭62・9)
○新保博久 「推理作家・福永武彦」(「本の雑誌」52 昭62・2)
○津嶋高徳 「『草の花』の成立 - 『風土』との接点を中心に」(「山口国文」10 昭62・3)
○吉田夏彦 「避暑地と時間旅行」(「軽井沢高原文庫通信」5 昭62・4)
○福永貞子 「信濃追分と玩艸亭」(「軽井沢高原文庫通信」5 昭62・4)
○谷田昌平 「凝り性の福永武彦氏」(「軽井沢高原文庫通信」5 昭62・4)
○中村真一郎 「福永の人柄と仕事ぶりとについて」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○辻邦生・豊崎博義・鈴木貞美・池内輝雄(司会) 「座談会 福永武彦・文学の形成と発展 - その深淵をさぐる試み」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○加賀乙彦 「福永武彦を語る 追分の福永さんの土地」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○萩原葉子 「福永武彦を語る 思い出」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○源高根 「福永武彦を語る 福永先生の鴎外と漱石」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○堀田珠子 「福永武彦を語る 福永先生の手紙」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○室生朝子 「福永武彦を語る くさひばり」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○中島国彦 「福永武彦の世界 水の構図・意識の構図 - 『廃市』の周辺 - 」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○首藤基澄 「福永武彦の世界 「告別」魂の救恤」(「高原文庫」2 昭和62・7)←「方 位」3  昭56・10を再録。またこの論文は『福永武彦・魂の音楽』に再再録されている。
○野沢京子 「福永武彦の世界 「幼年」 - 眠ることと目ざめることと - 」「高原文庫」2 昭和62・7)
○池澤夏樹 「常照皇寺の咲かざる桜」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○福永貞子 「遊禽亭半知可庵」(「高原文庫」2 昭和62・7)
○佐藤弥志夫 「苦悩する者たち - 福永武彦『独身者』試論2」(「Soliloque」2 昭62・7)
○川島秀一 「福永武彦 死の島」(「<作品別・近代文学研究事典>国文学」 昭62・7臨時増刊号)
○川島秀一 「福永武彦 草の花」(「<作品別・近代文学研究事典>国文学」 昭62・7臨時増刊号)
○水谷昭夫 「福永武彦・人と作品」(『<昭和文学全集23>吉田健一・福永武彦・三浦哲郎・古井由吉』小 学館 昭62・9・1)
○宮島公夫 「『風土』論 - 「罪の意識」の成立」(「イミタチオ」7 昭62・10)
○首藤基澄 「愛の不可能性 - 福永武彦」(「解釈と鑑賞」 昭62・10)
○笹尾恵理佳 「福永武彦『風土』の世界 - ボードレール論、ゴーギャン論との対比による」(「活水日文」17  昭62・12)

(昭和63年1988)
○高橋清隆 「福永武彦『死の島』論(二)- 三百日前から一日前までの相馬鼎 - (「静岡英和女学院短大紀要」20 昭63・2)
○伊藤頼美「『死の島』における時間と構成」(「愛知女子短期大学国語国文」4 昭63・3)
○鈴木和子 「福永武彦研究 - 一高在学中の短編小説について - 」(「青山語文」18 昭63・3)
○細川七生子 「福永武彦研究 - 愛の不在のふるさと」(「白門国文」7 昭63・3)
○千葉勝 「福永武彦研究」(「弘前大学近代文学研究誌」2 昭63・3)
○谷田昌平 「福永武彦」(『回想戦後の文学』筑摩書房 昭63・4・25)
○小林由起雄 「書評『草の花』福永武彦著 新潮文庫」(「an an」 昭63・7・22)
○落合令 「福永武彦「忘却の河」論の試み」(「明治大学日本文学」16 昭63・8)
○竹田日出夫 「悔恨の風景 - 福永武彦『廃市』」(「Soliloque」 4 昭63・8)→高根沢氏の文献目録には「武田」とあるが、「竹田」が正しい。
○尾形明子 「福永武彦「海市」の安見子」(『現代文学の女たち』ドメス出版 昭63・10・20)
○原口佳子 「福永武彦の「沼」について - 神隠し譚として読む」(「立教大学日本文学」61 昭63・12)
○高橋重美 「安見子という女 - 福永武彦『海市』へのひとつの読み」(「立教大学日本文学」61 昭63・12)
○赤祖父哲治 「一幕 離島と岬」(赤祖父哲治・近藤春彦編著『昭和文学60場面集・ 自然編』中教出版  昭63・12・20)→「場面集」のところに「トポス」とルビが振ってある。

平成元年(1989)
○ 曾根博義 「福永武彦における「風土」」(佐藤泰正編『<笠間選書159>文学における風土』笠間書院  平元・1・20)
○ 高橋清隆 「福永武彦・死の島・論(三)―相馬鼎の小説」(「静岡英和女学院短期大学紀要」21 平 元・2)
○ 首藤基澄 「「塔」論」(「方位」12 平元・3)→『福永武彦・魂の音楽』に再録
○ 藤本誠「『死の島』論 ― その内なる世界と虚無の音楽 ―」(「方位」12 平元・3)
○ 今村潤子「「風土」論 ― 川端康成との比較を中心に ― 」(「方位」12 平元・3)
○ 古閑章 「「廃市」の世界」(「方位」12 平元・3)
○ 和田勉 「「飛ぶ男」論」(「方位」12 平元・3)
○ 広川和子「『忘却の河』論 ― 自己再生への試み」(「論究日本文学」(立命館大学)52 平元・5)
○ 川島晃 「抵抗としての文学 ― 福永武彦論 ― (一)」(「論究日本文学」(立命館大学)52 平元・5)
○ 宮島公夫 「「遠方のパトス」小考」(「イミタチオ」11、平元・6)
○ 槌賀七代 「著者を語る ― 107 ― 水谷昭夫『福永武彦 巡礼』(「書標129 平元・6)
○ 曾根博義 「講演 福永武彦の文学」(「キリスト教文学」8 平元・7)
○ 矢内原伊作・池内輝男・鈴木貞美・景山恒男(司会) 「シンポジウム 堀辰雄・福永武彦の文学 ― 昭和文学における一つの水脈 ― 」(「キリスト教文学」8 平元・7)
○ 佐藤弥志夫 「「死」の風景 ― 『死の島』の結末から ― 」(「Soliloque」5 平元・7)
○ 無著名 「<ここで突然愛について>福永武彦著「草の花」」(「女性セブン」 平元・9・7)
○ 安智史 「福永武彦の<女>たち、あるいは「挫折する『宿命の女(ファム・ファタル)』たち」(「立教 大学日本文学」63 平元・12)
○ 広川和子 「福永武彦『告別』論 ― 長編小説への「野心」」(「熊本女子大学国文研究」35 平元・12)

平成二年(1990年)
○ 林正子 「彷徨する魂の行方 ― 福永武彦「忘却の河」論」(「岐阜大学教養部研究報告」25 平2・2)
○ 首藤基澄 「福永武彦の『死の島』と音楽」(「国文学」平2・2)→『福永武彦・魂の音楽』に再録。
○ 高橋清隆 「福永武彦『死の島』論(四) ― 萌木素子の内部、或る男の午前〜深夜 ― 」(「静岡英和女学院短期大学紀要」22 平2・2)
○ 宮島公夫 「『独身者』論 ― キリスト教素材をめぐって」(『深井一郎教授退官記念論文集』若草書房 平2・3・1)
○ 和田悦子 「『死の島』作品論 ― 夢の両義性 ― 」(「国語と教育」<大阪教育大学>15 平2・3)
○ 堀竜一 「福永武彦と永井荷風」(「静岡英和女学院短期大学紀要」22 平2・3)
○ 諸坂成利 「フォークナーと福永武彦の「影の部分」について」(「比較文学年誌」26 平2・3)
○ 川島晃 「詩から小説へ ― 福永武彦の転位」(「立命館大学」515 平2・3)
○ 小島千加子 「福永武彦」(『作家の風景』朝日新聞社 平2・6・30)
○ 森常治 「四幕 鏡と絵」(鈴村和成・山形和美編著『昭和文学60場面集・ 住居編』中教出版 平2・ 7・20)→「場面集」のところに「トポス」とルビが振ってある。
○ 近藤晴彦 「八幕 子供のいる情景」(鈴村和成・山形和美編著『昭和文学60場面集・ 住居編』中教出 版 平2・7・20)→「場面集」のところに「トポス」とルビが振ってある。
○ 宮島公夫 「『草の花』論 ― 「語り」の手法をめぐって」(「イミタチオ」15 平2・10)
○ 酒井茂之 「『草の花』 福永武彦」(『一冊で愛の話題作 100冊を読む』友人社、平2・11・30)
○ 首藤基澄 「福永武彦の「父なるもの」 ― 「河」を中心に」(「近代文学論集」16 平2・11)→『福永武彦・魂の音楽』に再録。
○ 藤田昌司 「第二章 愛と無限世界 福永武彦」(『作家に聞いたちょっといい話 志賀直哉から吉本ばな なまで一〇一人』素朴社 平2・11・30)
○ 松野志保 「『風土』第二部 ― 時間を中心に ― 」(「繍」3 平2・12)

平成3年(1991年)
○ 近藤圭一 「『風土』における空間」(「青山学院大学文学部紀要」33 平3・1)
○ 川島秀一 「「死の島」・福永武彦 ― 「現代」への架橋」(「国文学」 平3・1)
○ 松橋睦 「『死の島』の構造と方法」(「日本文学ノート」26 平3・1)
○ 高橋清隆 「福永武彦『死の島』論(五) ― 夢と目覚め」(「静岡英和女学院短期大学紀要」23 平3・2)
○ 近藤圭一 「『風土』の形式について」(「青山国文」21 平3・2)
○ 和田千草 「福永武彦「海市」の方法 ― 一人称と三人称についての一考察」(「旭川国文」7 平3・3)
○ 臼井太美恵 「『死の島』を「読む」」(「学習院大学国語国文学会誌」34 平3・3)
○ 今村潤子 「『伊豆の踊子』と『草の花』 ― 川端と福永のライトモチーフ ― 」(「尚絅大学研究紀要」14 平3・3)
○ 池田由紀 「福永武彦「告別」の構成」(「新大国語」17 平3・3)
○ 鈴木和子 「福永武彦研究 ― 『草の花』成立についての一考察」(「緑岡詞林15 平3・3)
○ 首藤基澄 「福永武彦における「父」」(「東京新聞」夕刊 平3・3・19)○細川正義 「福永武彦 『草の花』論」(「日本文芸研究」平3・4)
○ 細川正義 「福永武彦『草の花』論」(「日本文芸研究」 平3・4)
○ 菊島大 「海市」(東京新聞文化部編『名作再訪 ― 小説のふるさとを歩く』河出書房新社 平3・6・28)
○ 松島芳昭 「『沼』に観る福永文学の一表象」(「解釈学」5 平3・5)
○ 池澤夏樹「<海図と航海日誌>寄港地一覧 あるいは99の小説」(「リテラリー・スイッチ」平3・7→ 『海図と航海日誌』スイッチ・パブリッシング 平7・12・15)
○ 無著名 「福永武彦著書目録」(「日本古書通信」745 平3・8)
○ 小倉真理子 「汐見茂思<草の花>(「国文学 近代文学作中人物事典」平3・9臨時創刊号)
○ 無著名 「福永武彦著書目録 補遺」(「日本古書通信」746 平3・9)
○ 池澤夏樹 「<海図と航海日誌5>地理的人間」(「スイッチ」平3・9・20→『海図と航海日誌』
○ 曾根博義 「五幕 地図/時刻表」(森常治・福田陸太郎編著『昭和文学60場面集・ 小道具編』中教出 版 平3・9・25)
○ 鈴村和成 「六幕 電話」(森常治・福田陸太郎編著『昭和文学60場面集・ 小道具編』中教出版 平 3・9・25)
○ 國生雅子 「白秋「わが生ひたち」の世界 ― 「廃市」とは何か ― 」(「近代文学論集」17 平3・12)
○ 高木徹 「福永武彦における表現の特色 ― 『忘却の河』の基礎的調査より」(「名古屋近代文学研究」9 平3・12)

平成4(1992)年
○ 柘植光彦「夢と文学」(「こころの科学」41、平4・1)
○ 須長桂介「「福永武彦に於けるボードレールの問題」(1)「ボードレールの世界」について―」(「武蔵 野女子大学紀要」27、平4・2)
○ 金戸清高「福永武彦とキリスト教」―「草の花」論のための序章」(「九州女学院短期大学学術紀要」 17、平4・3)
○ 沢田由香「福永武彦論-福永文学に於ける主要テーマとその根源としての《幼年》1」(「群馬県立女子大 学国文学研究」12、平4・3)
○ 三好文明「「冷笑』再説-福永武彦の荷風論によって―」(「富嶽論叢」9、平4・3)
○ 山田篤朗「福永武彦「死の島』論―相馬鼎を中心とするテクスト分析―」(「立正大学国語国文」28、平 4・3)
○ 倉西聴「「死の島』論―福永武彦の純粋小説」(「日本近代文学」46、平4・5)
○ 池澤夏樹「〈海図と航海日誌10〉3人のアメリカ作家」(「スイッチ」平4・7・20→『海図と航海日 誌』)
○ 池澤夏樹「〈海図と航海日誌11〉画家との交際」(「スイッチ」平4・9・20→『海図と航海日誌』)
○ 首藤基澄「「福永武彦」」(「別冊国文学」44、平4・10)

平成5(1993)年
○ 菅野昭正「解説 生と芸術の殉教者」(福永武彦「ゴーギャンの世界」講談社文芸文庫、平5・1・10)
○ 粟津則雄「作家案内-福永武彦」(福永武彦「ゴーギャンの世界」講談社文芸文庫、平5.1・10)
○ 門田佳子「福永武彦の文学的―想像力『風のかたみ』について―」(「帝塚山学院大学日本文学研究」 24、平5・2)
○ 五明美保「『海市』の構成とテーマ」(「愛知教育大学大学院国語研究」1、平5・3)
○ 影山恒男「福永武彦「忘却の河」の構造と意味についての試論-記慌と罪の意識と始まりの位相」(「成城 国文学」9、平5・3)
○ 中村真一郎「出会いの風景 先師一周忌」(「朝日新聞」夕刊、平5・3・23)
○ 和田能卓「福永武彦「海からの声」論-一つのエチュードとして―」(『〈阿部正路博士還暦記念論文集〉 日本文学の伝統と想像』教育出版センター、平5・6・26→「福永武彦論」教育出版センター、平6・10・7)
○ 和田能卓「福永武彦「秋の嘆き」論」(「解釈学」9、平5・6→『福永武彦論』)
○ 和田能卓「福永武彦と童唄-昌三・美佐子を軸として―」(「昔話伝説研究」17、平5・ 9→『福永武彦論』)
○ 和田能卓「「風土」小考-昌三と戦争と―」(「解釈学」10、平5・11→『福永武彦 論』)

平成6(1994)年
○ 和田能卓「福永武彦「形見分け」覚書-作品論の前提として―」(「解釈学」11、平6・6)
○ 菅野昭正「人と作品小説家の批評」(福永武彦『〈現代日本のエッセイ〉鴎外・漱石・龍之介意中の文士た ち(上)」講談社文芸文庫、平6・7・10)
○ 菅野昭正「人と作品ふたたび、小説家の批評」(福永武彦『〈現代日本のエッセイ〉辰雄・朔太郎・犀星意 中の文士たち(下)』講談社文芸文庫、平6.11.10)
○ (星野久美子)「福永武彦」(「〈WONDER X〉知識人99人の死に方 もうひとつの戦後史」角川 書店、平6・12)
○ 小久保実「評伝 福永武彦」(小久保実編『〈新潮日本文学アルバム50〉福永武彦』」新潮社、平6・ 12・15)
○ 菅野明正「魂の果てへの旅」(小久保実編『〈新潮日本文学アルバム50〉福永武彦』新潮社、平6・ 12・15)

平成7(1995)年
○ 無著名「作家の宿 福永武彦 能登」(「太陽」403、平7・1)
○ 無著名「名作文学に見る「家」―77 福永武彦「廃市」貝原家の屋敷 迷路に漕ぎ出る船小舎」(「朝日新聞」平7・1・27)
○ 大森郁之助 「福永武彦「草の花」年立考」(「札幌女子短期大学部紀要」25、平7.3)
○ 無著名「この作品には “臨死”の影 福永武彦」(「ダ・ヴィンチ」11、平7・3)
○ 高木微「福永武彦『死の島』の構成」(「中部大学女子短期大学紀要言語文化研究」6、平7・3)
○ 倉西聡「福永武彦「海市」論―その音楽性の内実―」(「蔵庫川国文」45、平7・3)
○ 和田能卓 「福永武彦試論-死者の眼とキリスト教と―」(「解釈学」14、平7・7)
○ 山田兼士「冥府の中の福永武彦―ボードレール体験からのエスキス」(「昭和文学研究」31、平7・7)
○ 無著名 「名作・けっさくを生んだ書斎のお菓子たち 文豪たちのおやつ 福永武彦 おやき」(「サライ」平7・7・7)
○ 和田能卓「福永武彦「邯鄲」小論」(「解釈」8、平7・8)
○ 川西正明「第一章 全肯定者と全否定者-戦後文学の出発9―罪のゆるし-福永武彦『忘却の河』『死の 島』」(『〈講談社現代新書〉「死霊」から「キッチン」へ』講談社、平7・9・20)
○ 中村真一郎「一老人の夢」(「朝日新聞」タ刊、平7・9・5)
○ 大林宣彦「〈書評Bookわたしのパイプル〉創作の主題に今も息づく 青春の情景」(「エルメディオ」 平7・10・8)
○ 無著名「福永武彦「死の島」」(「おじさんは文学通 3」明治書院、平7一10・20)
○ 無著名 「福永武彦「海市」」(「おじさんは文学通 3」明治書院、平7・10・20)
○ 無著名 「作家の愛したクラッシック 福永武彦 シベリウス「フィンランディア」お経の代わりに葬式に 流した北欧のメロディー」(「サライ」平7・11・3)
○ 無著名 「〈書評BookREVIEW〉生みの親が語る誕生エピソード 中村真一郎・福永武彦・堀田善 衛「発光妖精とモスラ」筑摩書房」(「週間読売」平7・11・27)
○ 池澤夏樹「四 地理的人間」(『海図と航海日誌』スイッチ・パブリッシング、平7・12・15)
○ 池澤夏樹「九 三人のアメリカ人作家」(『海図と航海日誌』スイッチ・パブリッシング、平7・12・ 15)
○ 池澤夏樹「十 画家との交際」(『海図と航海日誌』スイッチ・パブリッシング、平7・12・15)
○ 池澤夏樹 「十九 寄港地一覧あるいは九十九の小説」(『海図と航海日誌』スイッチ・パブリッシング、 平7・12・15)

平成11(1999)年
○ 渡邊正彦  第三章昭和期の分身小説 六、福永武彦の分身小説群( 『近代文学の分身像』角川選書 平11・2)  →言及作品「鏡の中の少女」、「夜の寂しい顔」、「世界の終り」、「飛ぶ男」、『死の島』

平成13(2001)年
○ 花田俊典「沖縄はゴジラか  ― 吉本隆明の南島論のスタンス ― 」(「日本文学」特集「琉球と沖縄文学と国家」、平成13・1)→南島オリエンタリズムの一例として「発光妖精とモスラ」(中村眞一 郎・福永武彦・堀田善衛)が批判的に取り上げられている。

平成14(2002)年
○ 上村周平 「「世界の終わり」論」(「国語国文薩摩路
 第46号」、平14・3)

平成16(2004)年
○ 上村周平 「福永武彦「大空の眼」論」(「国語国文薩摩路
 第48号 石田忠彦教授退官記念号」、平16・3)

平成17(2005)年
○ 倉持丘「研究ノート・福永武彦の笑い」「研究ノート・福永武彦の花田清輝観―転形期に生きた人間」 (「るう゛ぁん」14号、発行「るう゛ぁん同人会、編集人は倉持氏、2005年5月31日)
○ 内田友子「エッセイ <平和運動>の描かれ方―「ヨイコトはよくないことか―」(「原爆文学研究  4」、原爆文学研究会、2005年8月31日)言及作品→「死の島」

平成 18(2006)年

平成 19(2007)年

平成 20(2008)年
○ 川瀬文也 「物語と他者『死の島』論(「敍説3」 花書院/叙説舍 H20・2)
○ 上村周平  「『死の島』の結末〜ビキニ実験前の時間設定につて〜」(「原爆文学研究 7」、平20・12)
○ 坂口博  「「原爆文学」探査F 中村真一郎/福永武彦/堀田善衛『発光妖精とモスラ』(同上)

平成21 (2009)年