下 町

  4才 近所の材木置き場で

材木置き場

材木置き場は、木が倒れると危ないからと、言われていました。
でも、空き地など、まったくない町では、子供達の遊び場になっていました。
その空間で、鬼ごっこ、かくれんぼ、缶けり、花一匁など、 近所の子供達が集まって、遊んだものでした。

近所

庭の有る家は珍しいくらい、くねくねした路地に
小さな家や長屋が立ち並んでいました。
商売している家も多く、朝、パン屋さんに行けば、暖かいコッペパンが、 豆腐やさんを覗けば、煮立った豆を漉していたりしました。
夕方は、肉屋さんのフライ、天麩羅やさんが、注文を聞いてから、 揚げてくれたアツアツが、そのまま食卓に上りました。


お祭り

聞こえてくる ドンドン、カッカッカ、ドドド〜ン、カッカの太鼓の音や、
ワッショイ、ワッショイの囃し声に、そわそわする子供達・・・
明治通りにあった小学校は、朝の1、2時間授業をすると学校は終わりでした。
その明治通りも、お祭りには通行止めになり、神輿のもみ合いの場となりました。

家に帰ると、浴衣に着替えて、飛んで行きました。
○○丁目ごとに、山車も神輿もあるので、あっちこっちから、音が聞こえ、
すれ違ったり、ぶつかりそうになったりしました。
ある時など、あせって山車のところに駆けつけて、曳いていたら、
だんだん、母方の祖母の方に行くのでした。 
あれ〜、どうしたのかしらと、不思議に思っていると、他の町内の山車でした。

家々は、祭りちょうちんを玄関に飾り、大人も、もちろん仕事はお休みで、
町内ごとの揃いの浴衣で、当たり一帯、祭り一色です。

2001/3/21 by seise